TOYONO MODERNO

ジャパニーズ・ブラジリアンミュージックのミューズ TOYONO。6年振りのオリジナルアルバムでビクターエンタテインメントよりメジャーデビュー。「黒髪のサンバ」 2016.9.21リリース。2018.10.7よりラジオ番組「TOYONO moda brasil」スタート!

New! from TOYONO

2024 / 11 / 09  17:04

行ってきました!Dianne Reevesダイアン・リーブス@ブルーノート東京

そして。

Romero Lubamboホメロ・ルバンボにインタビューの後、
ホメロが出演するDianne Reevesダイアン・リーブスのブルーノート東京公演に。
5度のグラミー賞に輝く世界最高峰ヴォーカリストの歌声の音圧をしっかり享受してきました。

特に、番組の今年5月放送「風がテーマのブラジル音楽」の中でオンエアーした「Minuanoミヌアノ (Six Eight)(Pat Metheny/Lyle Mays)(アルバム「Still life(talking)/パット・メセニー・グループ」(1987)収録)。

番組では89年モントリオールでのライブ録音、ペドロ・アスナールの美声とメセニーグループのグルーヴを堪能して頂きましたが、この曲はダイアンの看板曲のひとつにもなっている様子でライブで聴くのを楽しみにしていました。

そして、もう本当に素晴らしく唸る展開でした。そうくるか、そう来たか、と自由自在な演奏!!!!!
凄いね。
素晴らしいね。
そして、この曲の「曲としての魅力」も改めて感じました。
曲終わりコードと曲始まりコードの繋がりが、私的には好きすぎます。



ライブ終了後にホメロに
「ミヌアノ、ブラジルの風だよね。」
「そう、南部ブラジルの風だ。」
と、話したり。

もう一曲ブラジルの曲「Nada Será Como Antes((Nothing Will Be As It Was) 」( Milton Nascimento/Beto Guedes)(アルバム「Clube Da Esquina/Milton Nascimento・Lô Borges)」(1972)収録)は英語歌詞で演奏されました。
これはミルトン・ナシメント自身がアルバム「Milton/Milton Nascimento」(1976)で英語歌詞で収録していますね。
でも1単語だけポルトガル語で歌われてたような…。

その事もホメロに聴くと
「ダイアンは「Tarde」はポルトガル語で歌うんだよ。」と
教えてもらいました。

ブラジル関係の曲だけを書いてしまいましたが、そのほかの曲ももちろん全て美しくて最高の時間でした。
ダイアンの歌声の余韻が今でもずーっと残っています。



※Vento minuano ou simplesmente minuanoミヌアノ
ブラジル南部からウルグアイにかけての地域に吹く冷たい風のこと。
ミヌアノは南アメリカ大陸の南西に高気圧が発達する期間に寒帯前線から発生する。この冷たい風が暖かく湿った空気と触れることによって寒冷前線が発生し、降雨をもたらす。しばしば、うなるような風の音を伴う。
リオグランデドスル州の南部の野原に住んでいた先住民族ミヌアンに由来している。

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2024.11.15 Friday